人生をつつがなく生きたことを祝福し、お世話になったことに感謝の気持ちを伝える長寿祝い。
古希は長寿祝いの一つです。
では、古希祝いは何歳のお祝いで、いつ、誰が、どのように行なうのでしょうか。
目次
古希は何歳?
古希は、70才の長寿祝いです。
従来は、数え年70才(=満年齢69才)で行ってきました。
しかし、一般的に満年齢を使うようになり、数え年になじみがなくなってきたこともあって、満年齢70才で古希のお祝いをする方が増えています。
メモ
数え年とは生まれた年を1歳として、新年のたびに1歳を加える年齢の数え方。
満年齢は生まれた年を0歳として誕生日のたびに1歳を加える年齢の数え方。
詳しくはコチラ。
古希の色は?
古希の色は紫色です。
紫色は、飛鳥時代より冠位十二階の最上位の色として、高貴な人や高僧のみが着用を許されていました。
70歳という長寿の方への敬意を表して、高貴な色である紫がシンボルカラーになっています。
古希はいつ祝う?
古希を祝う決まった日にちはありません。
お祝い会を開く場合は、誕生日やお正月、家族が集まることのできる日にセッティングします。
古希は誰が祝う?
古希のお祝いはを家族で行なうことが一般的です。
誰が行なうという決まりはありませんが、子供や孫が企画してお祝いをすることが多くなります。
お祝い会には、親交のある親戚や知人を招くこともあります。
学校や習い事の教え子が幹事となって、恩師の古希を祝うこともあります。
古希はどのように祝う?
古希の祝い方にも決まりはありません。
祝い方は4つあります。
家族で話し合ってどのように祝うかを決めましょう。
レストランでお祝い
古希を迎える人の好むレストランを予約、お祝いの食事会をする家庭も増えています。
美味しい料理に舌鼓をうちながらお祝い。
縁起のよい食材を使った料理を出してくれるレストランもあります。
個室があるレストランを予約すると、小さい子供がいても、周りを気にすることなく落ち着いてお祝いができます。
長所
- お祝い用の食事を用意する必要がない
- 特別なイベント感を演出できる
- 金銭的に負担が生じる
- 家族に小さな子供がいる場合は、騒がないように注意が必要
自宅でお祝い
家でごちそうを作って家族・親戚・知人で古希のお祝いします。
古希を迎える人の好物やケーキ、プレゼントを用意。
子供達が騒いでもOK。 リラックスしながら和気あいあいとお祝いできます。
長所
- 時間や、声など周りを気にすることなく、落ち着いてお祝いできる
- 手作りのぬくもりを感じてもらえる
- お祝いの特別な料理を用意する手間がかかる
- 特別なイベント感は少ない
家族旅行でお祝い
古希祝いに家族旅行をする家庭も増えています。
のんびりできる温泉旅行が主流。 子供や孫との温泉旅行は大好評です。
ちゃんちゃんこやケーキ、縁起のよい食材を使った料理を用意してくれるホテルや旅館もあります。
長所
- 特別な思い出になる
- ごちそうの食事を用意する必要がない
- 金銭的に負担が生じる
- 古希を迎える方の体調がすぐれない場合や小さな子供がいる場合、旅行が負担になる場合もある
プレゼントを贈る
家族が遠方に住んでいたり、都合がつかずに集まれない場合もあります。
そんな時、プレゼントを贈って、お祝いの気持ちを表す家庭もあります。
メッセージや手紙を添えると、お祝いの気持ちが伝わって喜んでもらえます。
長所
- 家族の状況に関係なく、お祝いの気持ちを表現できる
- お祝いの会や旅行に比べ、金銭的負担は少ない
- お祝いの会がないので寂しく感じる人もいる
まとめ
古希祝いを人生の節目のイベントとして、家族・親戚・知人でお祝いする家庭が増えています。
祝い方としては、自宅、レストランで外食、家族旅行、食事会はせずプレゼントだけを渡すといった形式が考えられます。
家族の事情に合わせて、お祝いをしましょう。
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